フィリピン 台風 30号 進路｜フィリピンに竜巻級の台風30号直撃。進路はさらに西に。

フィリピンに竜巻級の台風30号直撃。進路はさらに西に。

死者1万人の報道

フィリピンを猛烈な台風が直撃しました。
以後、西に進路をとった台風はベトナム方向に進みました。

猛烈という言葉では軽すぎるかもしれません。
台風30号は竜巻並みの風速90mを記録しました。

フィリピンでは死者1万人を超えているという報道もありますが
全容解明できていないようで桁が間違えているのでないか
という憶測も出できています。

フィリピン現地では停電や通信回線の遮断など
情報の集約が遅れており全容解明までは時間がかかっており
今後も台風30号の被害は拡大する見込みのようです。

895hPa、瞬間最大風速90ｍ/ｓの衝撃。

日本の気象予報でも海上に台風が位置するときは
904hPaなどの値を観測することがあります。

それでも日本に上陸するときには
940hPa程度に弱まっていることが
これまでほとんどでした。

940hPaといっても
大変猛烈な台風であることに
違いはありません。

しかし今回フィリピンに直撃した
台風30号ハイエンは895hPaで上陸しました。

気象庁によると895hPaというのは
900hPaを切った台風としては
この20年で2つ目だということです。

このことからも台風30号は
まれにみる超強力台風だということが言えます。

台風27号も猛烈な台風でしたが
フィリピンに上陸した台風30号は
それの比ではありません。

風速90mを超えているというのは
ほとんど竜巻の風速と同じです。

今回の台風30号は
広範囲の竜巻と考えるべきでしょう。

もしこれが日本に上陸していたら
と考えるとぞっとします。

年々台風の気圧が低くなっていることを考えると
日本でもこのクラスの台風がやってくるのは
時間の問題かもしれません。

最大の被災地はフィリピンのタクロバン市

この台風30号の最大の被災地は
フィリピン中部の島しょに位置する
レイテ州（島）にあるタクロバン市です。

タクロバン市では10日朝の段階で、死者151人、負傷者23人、
47万7000人以上が家をなくしたと
フィリピン政府は伝えています。

7日15時時点の米軍合同台風警報センターの進路予想

米軍合同台風警報センターでは
フィリピンに上陸した台風30号（ハイエン）について
下記のような進路予想でした。

⇒米軍合同台風警報センター進路予想の見方

名称	HAIYAN（YOLANDA）
警報番号	18
警報内容	台風警報（7日15時発令）
位置	北緯10.2度、東経129.1度（7日12時）
方向	西向きで25°北より
速度	時速約40.7kmで進行
有義波高	15.24m
7日12時	風速：約82.5m、最大瞬間風速：約100m
8日0時	風速：約75m、最大瞬間風速：約90m
8日12時	風速：約65m、最大瞬間風速：約80m
9日0時	風速：約62.5m、最大瞬間風速：約75m
9日12時	風速：約57.5m、最大瞬間風速：約70m
10日12時	風速：約45m、最大瞬間風速：約55m
11日12時	風速：約30m、最大瞬間風速：約37.5m
12日12時	風速：約22.5m、最大瞬間風速：約27.5m

7日12時時点で風速約100m/s（200ノット）
の予想だったようでこれもすさまじいですね。

図を見ると丁度、協定世界時8日0時にフィリピンタクロバン市に
台風30号が直撃する予想となっています。
このとき最大瞬間風速は90mの予想です。

竜巻級がフィリピンを直撃する進路だというのは
事前情報から明らかだったわけです。

これは事前情報がわかっても
対処の仕様がないですね。

これからの台風対策には
核シェルターのようなものが
必要になるかもしれませんね。

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